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段落をうまく使おう

意味のまとまりを1つずつ分ければ、話の内容はハッキリわかりやすくなります。段落をうまく使って、話を意味ごとにブロック分けしましょう。

段落を使って話のパーツをハッキリさせよう

あなたが人に何かを説明するとき、あらかじめ、伝えたいことを頭の中でいくつかのまとまりに分けておいてから、話を進めていることだろうと思います。文章でも同様に、伝えたいことを章、節、項などのまとまりに分けることで、わかりやすく、伝わりやすい説明になります。段落はその中でも、見出しを付けるほどでもない小さな意味の固まりを、1つ1つブロック分けするものです。

  1. 自動車の排気ガスには、様々な有害物質が含まれています。この中で、健康上、特に問題となるものは、窒素酸化物と粒子状物質です。窒素酸化物は呼吸器系を刺激してぜんそくの原因となります。また、粒子状物質は肺に沈着してガンの原因となります。当社の空気清浄システムは、窒素酸化物を80%、粒子状物質を98%除去した、きれいな外気を取り込むことができます。幹線道路沿いのお住まいでも、山荘のような空気がお楽しみいただけます。

  2. 自動車の排気ガスには、様々な有害物質が含まれています。この中で、健康上、特に問題となるものは、窒素酸化物と粒子状物質です。窒素酸化物は呼吸器系を刺激してぜんそくの原因となります。また、粒子状物質は肺に沈着してガンの原因となります。

    当社の空気清浄システムは、窒素酸化物を80%、粒子状物質を98%除去した、きれいな外気を取り込むことができます。幹線道路沿いのお住まいでも、山荘のような空気がお楽しみいただけます。

2番目の文章は1番目の文章よりずっとわかりやすく見えます。それは、この文章における「排ガスの危険性」「製品のセールス」という意味のブロックが、見た目にもハッキリ分かれたからです。

このように、段落にうまく分けながら書くことで、ストーリーの各パーツがハッキリして、話の展開がわかりやすくなります。また、文字が延々と続かなくなるため、文章がすっきりします。

日本の作文教育ではあまり段落のことを教えませんが、英文では段落のことを「パラグラフ」と呼び、パラグラフをストーリーの最小単位として文章を組み立てることが作文の基礎になっています。私たちも「パラグラフ・ライティング」を身につけてしまいましょう。

なお、HTMLでは段落をp要素で定義します。具体的には、各段落を<p>一段落の文章</p>とタグ付けします。本文を書くときにあらかじめタグ付けしておくと、後の作業が楽になるでしょう。

1段落は1つの意味でまとめよう

人はまとまりのあるものに何か共通した意味を感じます。そのため、いい加減に段落を区切ると、個々のブロックの意味がよくわからなくなり、かえって読みづらくなります。1段落は1つの意味でまとまるように気を付けなければいけません。

  • 自動車の排気ガスには、様々な有害物質が含まれています。この中で、健康上、特に問題となるものは、窒素酸化物と粒子状物質です。窒素酸化物は呼吸器系を刺激してぜんそくの原因となります。

    また、粒子状物質は肺に沈着してガンの原因となります。当社の空気清浄システムは、窒素酸化物を80%、粒子状物質を98%除去した、きれいな外気を取り込むことができます。幹線道路沿いのお住まいでも、山荘のような空気がお楽しみいただけます。

この例では、「排ガスの危険性」について語っている途中で段落を区切ったため、後の段落が1つの主旨でまとまらなくなり、なんだか収まりの悪い文章になってしまいました。このように、段落は単に「長々として読みづらくなったから行を変える」ために行う「改行」とは目的が異なるので注意してください。もし、どうしても長くて読みづらければ、箇条書き表・図版などをうまく使ってみましょう。

なお、HTMLでは、単なる改行をしたい場合にはbr要素を用いて定義します。使い方としては、文字と文字の間に<br />というタグを挿入しておきましょう。

1段落は2〜4文のつもりで書いていこう

前述のように、「1段落を1つの意味でまとめる」ためには、ストーリー全体で「各段落の中で何を語る」という構成を決めてから書けばいいのですが、それはとても難しいことです。

そこで、1段落を2〜4文程度にするように意識して書いてみてください。大体のメッセージは、「因・果」「起承転結」のいずれか、または、その変形パターンで構成されています。2〜4文程度に収まるように意識していれば、自然といずれかのパターンに収まり、1段落が1つの意味でまとまるようになります。

ただし、内容によっては、どうしても長い説明が必要な場合がありますので、無理に2〜4文で区切るようにする必要はありません。

長い段落では、最初の1文に段落の主旨を書こう

前置きばかりが長い説明は、聞いていてイライラするものです。長い段落では、1番言いたいことを最初の1文に書くようにして、話の趣旨がすぐにわかるようにしておきましょう。

  1. 窒素酸化物は呼吸器系を刺激してぜんそくの原因となります。また、粒子状物質は肺に沈着してガンの原因となります。この2つをはじめとして、自動車の排気ガスは様々な有害物質を含んでいます。そのため、自動車の排気ガスをきれいにすることは、道路の周辺に住む方々の健康を守る為に重要な事です。
  2. 自動車の排気ガスをきれいにすることは、道路の周辺に住む方々の健康を守る為に重要な事です。なぜなら、自動車の排気ガスには、様々な有害物質が含まれているからです。たとえば、窒素酸化物は呼吸器系を刺激してぜんそくの原因となり、粒子状物質は肺に沈着してガンの原因となります。

1番目の文章は、何のために説明を聞かされているのか、話の主旨が最後までわかりません。このぐらいの長さなら問題はないかもしれませんが、もっと長い説明文では、ユーザーに「わかりづらさ」を感じさせてしまうでしょう。何を聞いているのかわからないような状態では、主旨に至るまでの全ての説明を覚えておく必要があるからです。

2番目の例のようにあらかじめ「排ガスは危険」という主旨を伝えておけば、ユーザーに聞くための準備をしてもらうことができ、楽に読んでもらえます。また、その話題に関心を持つユーザーに、見つけてもらいやすくもなります。

このような、話の主旨を示す一文のことを、英文ライティングでは「トピックセンテンス」と呼びます。雑誌や新聞のように、どこに何が書かれているのかハッキリさせる必要のある文章では、トピックセンテンスを段落の冒頭に持ってくることが基本とされており、これは、Webライティングにおいてもとても効果のあるテクニックです。

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